マレーシアでスマホを盗まれた話。どんな国でも気を抜かないことが楽しい海外への第1歩!
今回はマレーシアにてスマホを盗まれた実体験に基づくお話。。。
日本に住んでいるとスマホを盗まれるなんてこと早々ないですよね。
海外の友人達にすると驚かれる又は知ってるよと言われる日本の話題の1つがこれです。
日本では財布や物を失くしても高確率で戻ってくる。
この感覚って日本はやっぱり特別ですよ。
変な事件は多い日本ですが、この辺りの民度は誇らしいものだと感じるばかりです。
マレーシアって親日国だし、ご飯美味しいし、なにより物価が安く天候も最高!ってイメージですよね。
それ、間違いないです。
上記ポイントを考えると、マレーシアって本当に住みやすいですし、最高な国だと思います。
私もマレーシアに住んでたことがあるのですが、友達もすぐできるし外食に行っても安いし美味い!ってものが本当に多いです。
国民性も非常にオープンで明るく、東南アジア独特の雰囲気が何よりたまらないですね。
そんなマレーシアに住み込む前に、なぜか興味本位でバックパッカーというものをしたくなったんです。
キャリーバッグなんか持たずに、リュックサックに必要なものだけ詰めてマレーシア→タイと友達訪問旅行計画を建てました。
そして踏み入れた初めてのマレーシアの地、空港を出た途端感じる南国のあの雰囲気、いつになってもたまらなく良いですね。
早速友人に紹介されたマレーシアのホステルオーナーに会いに行きました。
バックパッカーたるもの、ホテルで1人部屋よりホステルで大人数と共存でしょ!と思い、15人1部屋のベッド1つをお借りすることにしました。市内には電車で15分でアクセスできる一泊1000円の宿です。
ドアを開けると、そこには男女国籍問わずマレーシアを満喫している方々がいました。
トイレやシャワーも共有なので、犯罪を犯す難易度は低いのですが、各々に鍵付きのロッカーがあり、貴重品はそこに保管するよう言われました。
当ホステルには3日間滞在し、内2日間はみんなで歌って飲んで食べて最高に楽しかったです。
しかしタイ出発を明日に迎えた滞在3日目の朝、事件は起きました。
各ベッドの上にコンセントがあり私もスマホを充電していたのですが、アラーム前に起きてしまいケーブルを辿りスマホを探していると、ケーブルの感触しかないのです。。。
焦りに焦って飛び起きました。
案の定、そこにはスマホがありませんでした。。。
すぐに走ってロビーに向かい、ホステルオーナーに報告します。
すると彼から返ってきた言葉は、「君もか、、、実は既にロシア人からMacBookが消えたと今朝話をされたんだ、、、」でした。。。
もうこれ、リアル版人狼ゲームですよ。笑
当フロアには住人しか来ることができない建物なので、昨日まで仲良くしてた中に犯人がいる可能性大なのです。笑
そんな中MacBookを失くしたロシア人が叫びました。
「I found my MacBook!! (俺のMacBook見つかったぜ!)」
もしやそこに私のスマホも!?と思い振り返るとなんとそのロシア人、紙にMacBookと書いてケラケラ笑ってました。
この状況で出てくるこのユーモアに拍手も、心底ぶん殴ってやりたくなりました。笑
そしてホステルオーナーによると今日はまだ1人しか出て行ってない。且つ近隣ホステルに確認したところ、その人はホステルに住み込んでは物を盗む常習犯だというのです。
心から叫びました。「そいつだ!」と。そこからはドラマのような名探偵ごっこです。
監視カメラでを確認し、彼が持っていたバスチケットまで判明。その目的地に警察を先回りするようオーナーに指示を投げました。(そのバスチケットがフェイクだと詰みでした。笑)
何より時間がありません。
と言うのも、私は3時間後のフライトでタイに向かわなければならなかったのです。
タイの友人達に急いで連絡しました。とりあえずフロントのパソコンを借りFacebookにログイン。
事情を伝えたところ渋滞天国のバンコクまで片道3時間かけて迎えに来てくれる友人、当日晩ご飯の席に集まった友人の中にはスマホを貸して実家にまで泊めてくれる友人がいました。。。(予約したホテルさえわからない状況だったのです、、、)
この時心底思ったんです。友達って素晴らしいなと。。幸い財布はあったので、もちろんですがご飯とお酒は全額出させてもらいました。
同時にタイ在住日本人にも連絡していたのですが、フロントのパソコンに日本語キーボードが入ってるわけもなく、ローマ字つづりでメッセージしたところ、戦国時代みたいだと今でも笑い話になります笑
その後タイ生活を満喫するのですが常に頭を過るのはマレーシアで盗難されたスマホです。笑
ホステルオーナーの連絡先もゲットし、発展あり次第すぐに連絡するよう話していましたが、正直ホステルオーナーが盗もうと思えば盗めるのも事実です。
友人の紹介で入ったホステルですが、当時は人間不信になっていました。
そんな心配を続けること数日、目を覚ますとなんとオーナーから連絡が!!
警察を先回りさせたことが正解だったらしく、無事犯人は捕まりスマホも返ってきたそうです。
そこから自宅に送ってもらい約1ヶ月ほどで愛するスマホが帰ってきました。(買ったばかりのお気に入りスマホカバーはありませんでしたㅜㅜ)
ホステルオーナー、あの時は疑心も持っちゃって心からすいません。。。
そんなこんなですごい事件に巡り合わせ、何も考えずにホステルオーナー、マレーシア警察までも間接的に動かしていた訳ですが、今では笑い話のネタになるので良い経験です。笑
しかしもうホステルは懲り懲りです、費用が嵩張ってもホテル一択の著者です。笑
ということでみなさん、どんなに親日国、裕福、環境の良い国であろうが海外は海外です。何もかもが違い、日本の常識や感覚などは通じません。
みなさんも海外に行く際は是非、楽しみつつも気を引き締めてトラブルには巻き込まれないようにください。
そんな初心を思い出させてくれた良いストーリーでした。